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営業ライフ

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仕事場で3泊させられて寝ずに働かせられたブッラク企業に退職届を投げつけてやった話

筆者の簡単なプロフィール

 

 高校卒業後、解体業の会社に就職。いわゆる現場人。

 

それから職を転々として、

 

23歳で営業会社に転職。その後、半年間全く売れない三流営業マン。

 

しかし取り組み方を変え、本気で営業に夢中になりオフィストップの営業マンになる。

 

現在(28歳。若いおっさん)は自分の営業経験をもとに売れない営業マンの育成に取り組んでいる。

 

三流営業マンだった俺が月収三倍になって人生変えた話 ⇓

https://www.shiokora0125.com/entry/salesman/eigyou/job

 

 

 

 

初めに

 

今回は自分が経験したスーパーブラック企業での貴重な経験をお話ししたいと思います!

 

現在ブラック企業で戦っている方へ少しでも気持ちが楽になればなと思い書きました!

 

私のブラック企業物語、最後までぜひ読んでください(/・ω・)/

 

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仕事場で3泊させられて寝ずに働かせられたブッラク企業に退職届を投げつけてやった話

 

解体工の会社へ就職

 

18歳のころ高校を卒業後、大学なんていけるお金もなく

「なにか仕事しないとなー」となんとなく仕事を探していた。

 

ある日、地元の先輩といつものように遊んでいると一人の先輩が、

 

先輩「お前仕事探してんだろ?ちょうど募集してる知り合いの会社あるから話しといてあげよっか!」

 

と言われ

 

俺は「何の仕事ですか?」

 

先輩「解体解体!現場だよ!」

 

現場かーー。と思いつつも周りの友達も現場人か工場のやつが多かったから、まぁとりあえず面接だけでも行くか。と思ってそのまま先輩にお願いした。

 

面接当日。

「やぁー待ってたよ!私は○○といいます。よろしく!」

と、会社の社長が気さくに出迎えてくれた。

 

現場人の社長は正直イメージが悪く、おっかない人だったら嫌だなとか考えていた。

 

しかしそれとは裏腹にとても気さくで見た目は怖そうだけどすごく優しそうな人だった。

 

しかし、これは完全に裏の顔でこれから始まる俺の最悪な仕事人生の始まりだった。

 

仕事に慣れるまで

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最初のころは仕事に慣れるのが大変で、特に頭を使うわけでもないが体力がもたなかった。

 

一日中ハンマーや「バール」と呼ばれる道具などで家を壊しまくるという結構きつい仕事だった。

 

ただ、社長がとても優しく、こまめに休憩を入れてくれたり、ジュースを買ってきてくれたり、いい社長だなーと思っていた。

 

仕事も丁寧に教えてもらい特にこれといって不満はなかった。

 

このころはよかった。。。

 

ブラック企業への入口

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ある日、仕事が終わり帰ろうとすると社長がみんなを集めて

 

「みんな!ちょっといいか!」

 

と社員を呼び止めた。

 

社長「実は新しい仕事が決まりそうで、それが結構でかい現場なんだ!」

 

  「新規取引先だし、この大きい仕事絶対に失敗するわけにはいかない!」

 

  「みんなも協力してくれ!」

 

現場の世界での失敗とは、作業中大きなけがをしてしまったり、工期を遅れてしまったり、とにかく仕事をくれた元請けを怒らせたら失敗になってしまう。

 

これまでは一戸建ての普通の家ばかり壊してきたが、この新しい現場は4階建てのビルを壊すことになったらしい。

 

うちは割と小さい会社だったし、確かに会社にとっては大きなチャンスだったかもしれない。

 

しかしこの新しい現場が決まったことにより、この会社は崩壊していく。

 

大きな仕事

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はじめて新しい現場の4階建てのビルを見たときは少しわくわくした。

 

「こんなでかいのを壊すのか。すげーな。」

と思った。

 

そしてついに着工の日。

 

こんなでかいのを壊した経験があるのは社長と社員の太田さんというおじちゃんくらいだった。

 

もちろん俺はこんなでかいビル、なにからやったらいいのか分からない。

 

しかし社長はやる気満々。絶対にこの仕事を成功したいと思っている。

もちろん俺も成功させたかったし、やる気はあった。

 

しかし作業を進めるにつれて徐々に、今まで怒られたことがないことで軽く怒らられるようになってきた。

 

「あれ、前までは何も言われなかったのにな」、とも思ったが素直に

「すいません。」といい作業に戻った。

 

しかし日にちがたつごとに怒られる回数も増えていった。

 

もちろん俺だけではなく社員全員怒られていたが、一番怒られていたのは唯一の経験者の太田さんだ。

 

これまで太田さんは特別仕事が出来る人って感じではなかったが、なんでもそつなくこなしてあまり怒られているところは見たことなかった。

 

しかしこの現場がはじまって以来、太田さんは毎日怒られている。

 

 

社長「おめぇ!そうじゃないって言ってんだろう!!」

 

  「なんでそんなことやってんだよ!時間がねーんだよ!!わかってんのか!!」

 

毎日のように怒鳴り散らかして会社の雰囲気もどんどん悪くなっていった。

 

先輩の失踪

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ある日、いつも通り作業していると社長の怒鳴り声が聞こえた。

 

 

怒鳴り声とともに大きな物音がした。

 

急いで見に行くと、

 

太田さんが吹き飛ばされて工具などが散乱していた。

 

社長「お前本気でふざけんなよ!しばくぞ。」

 

といってそのまま太田さんは腹や顔を殴られぼこぼこにされていた。

 

さすがにやりすぎだろと思ってみんなで止めに行った。。

 

「お前らなぁ!俺言ったよな?この仕事だけは失敗できないって。どんだけ使えねーんだてめーらは!!」

 

全員に向かって怒鳴り散らかした。

 

もちろん誰もさぼっていたわけではないし仕事はちゃんとしていたつもりだ。

 

ただ状況はよくない。工期間に合うかどうか正直微妙な所だ。

 

社長の焦りは怒りとなって俺たちに降りかかってくる。

 

太田さんがしばかれた夜、仕事も終わりいつも通り車で家に帰ろうとすると太田さんが意味深なことを言ってきた。

 

太田「だめだな。ここは。じゃーね。」

 

と言われた。

 

俺は素直に「この人辞めるな」と思った。

 

次の日、太田さんは出勤してこず、携帯もつながらなかった。

 

当然だ。あんな目にあわされて警察にいかないだけ偉いと俺は思った。

 

しかし社長は、「根性がない奴だった」

 

その一言だけだった。

 

社長は変わってしまった。いや元からこんな人なのかもしれない。

最初は俺みたいな若い奴にやめてほしくないから優しくしていただけかもしれない。

 

太田さんの失踪後、社長の見る目もかわり不信感を抱くようになった。

 

エスカレートしていく会社 社長

 

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このでかい現場は何とか工期も間に合いなんとか成功した。

社長も喜んでいたがこの成功がさらにエスカレートする原因になる。

 

この仕事を成功したことで新しい仕事が一気に舞い込んできた。

 

社長はとっても嬉しそう。

 

しかし社員は全員思った。

 

「こんなにたくさんの仕事。うちみたいな人手不足の会社でできるのか。」

 

しかし社長はお願いされたら何でも引き受けてしまう。

仕事がもらえない時期もあったし、うれしいのは分かるけど、

はっきりいって、無謀だった。

 

仕事量も増え、以前まで17時までだった勤務時間がいつのまにか19時になっていた。

 

もちろん時間を延ばしたところで終わらせられる仕事ではなかった。

 

しかし社長はきれる。

ひたすらきれる。

 

「なんでここにそんな時間がかかるんだ!!」

「段取りが悪すぎんだ!!」

 

などと毎日ぶちぎれられる。

 

こっちだって必死にやってんだよ。と思いながらもみんな我慢してなんとかやっていた。

 

当然ブラック企業あるあるだけど残業代なんて出ない。

一円も出ない。

 

サービスの域を超えた残業量だった。

 

おそらく全員辞めたいと思っていただろう。

 

しかし辞めるなんて言おうものなら、また怒鳴られて無理やり引き留められることはみんな分かっていたから、何もすることが出来なかった。

 

それにしてもやばい。

 

完全に独裁者だ。

 

昔まで優しかった社長の顔なんて全く思い出せないくらいになっていた。

 

3泊4日の地獄の出張

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毎日大忙しのなか、ある日、社長が新しい現場を取ってきた。

 

そこは埼玉県の現場でトラックで毎日通う事は出来なかったため、泊まり込みで出張にいくことになった。

 

出張はこれまでもしたことがあるし慣れていたが、今回は強烈だった。

 

なんと日勤の現場と夜勤の現場を両方やれというのだ。

 

つまり日中は普通の家を壊して、夜は駅の回収工事をやってくれと言うのだ。

 

いくら何でも、殺す気か!いつ寝るんだ!と思ったが

独裁者の社長にはむかえる社員は誰もおらず、断ることもできないままこの出張が決まってしまった。

 

もちろん社長はこの出張には参加せず接待がなんたらとか言っていた。

必死に怒りの感情を押し込みなんとか耐えた。

 

そして、日中は一戸建ての家を壊し、夜は電車の駅で回収工事を行う、地獄行きの出張がはじまった。

 

休憩できる時間は現場と現場の移動の時間のみ。

晩御飯もトラックで食べなければいけなかった。

 

みんな夜は意識がもうろうとしながら働いていた。

もちろん俺も。

 

しかも一回も長時間寝ることなく力を振り絞って作業を進めた。

 

3日目、人間の限界だった。

 

社長は来ていないからみんなで交代で仮眠の時間を作った。

 

仮眠といっても一時間くらいだ。

 

工期が遅れたらまた何を言われるか分からない。

 

そんなフラフラな状態で夜勤もなんとかやり終えて朝を迎えた。

 

最後の日中の仕事だ。

 

みんなもう立ちながら寝そうになっている状態で作業を進めていた。

 

すると社長が現場に様子を見に来た。

 

「どうだ終わりそうか?」

 

第一声がそれだった。

 

お疲れさんとかご苦労様とか、それが普通だろ。

こっちがどんな思いで作業してるか、こいつは分かってるのかと思った。

 

はらわたが煮えくり返りそうだった。

 

この時に固く決断した。

 

絶対にやめてやる。

 

退職届の提出

 

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出張も終わり地元に帰ってきて、家に帰り、速攻で退職届を書いた。

社長の悪口をいっぱい書きたかったが、普通の文章で書いた。

 

そして次の日朝出社して社長を呼び止めた。

 

怖かった。心臓はばくばくだった。

 

社長に退職したい旨を伝え、退職届を渡した。

 

社長は目の色を変えて怒り出した。

 

社長「おめぇも太田と一緒か!!根性ねーのか!!」

 

 

俺「すいません。なんでもいいんで辞めたいです。」

 

はじめて少しはむかったように嫌味を言った。

 

社長「あー??お前誰に向かって言ってんだ!!」

 

そのまま馬乗りになって殴られた。

 

最後退職届を投げつけられた。

 

そこで俺は完全に壊れた。

 

「辞めるつってんだろーが!!!」

と、社長の顔に退職届を投げつけてやった。

 

投げた瞬間俺は逃げた。

 

ださく、かっこ悪いと思ったが必死に走って逃げた。

 

なんでもいいからこの場から逃げ出したかった。

 

それ以降携帯には毎日のように電話が来たが一度も出ていないし二度と関わることはなかった。

 

俺の地獄のような日々は終わった。

 

ブラック企業どころじゃない。漆黒に染まった会社だった。

 

しかし悪いことばかりでもない。

 

その後転職を繰り返しいろいろな仕事に就いたが、あの経験をした以上どんな仕事も今ではなんとかやっていけるようになった。

 

もちろん二度と関わることはないだろうが、決して意味のない時間では無かったかなと最近では思えるようになった。

 

最後に

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最後までお読みいただきありがとうございます!!(^^)!

 

少し長文になってしまい、読みずらい部分もあったかもしれませんが、読んでいただき感謝です”!(/・ω・)/

 

今でもたまにあの社長が夢に出てきます。

 

本当に怖い人だったし、よくやっていたと思います。

 

現場とはこのようにまだ会社の土台ができていないところなんかはこんな話をよく聞きます。

 

様々な職種で、様々なブラック企業に勤めている方は大勢いると思いますがそんな方へ、私の経験が少しでも励みになれば幸いです!(^^)!

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初出掲載:2019年3月3日